「いのち」と向き合う 「食」について語らう宴
興奮冷めやらぬ日から
3週の時が流れました。
(※この記事を書いた当時)
この集いは
熊本が世界に誇る”崇薫”の
新酒を祝う会ですが…
ただおいしいお酒と
料理を味わうだけではなく、
自然栽培による作物とお酒
持続可能な生産から消費の
大切さに焦点を当てて、
地域と共に歩む”いのちと食”の
未来について語り合いたい。
そんな思いで企画させていただきました。
地球環境を再生を米作りで実践されている
熊本県八代市の自然栽培農家:稲本さん
“快医学”の指導者として
いのちと食について教え導かれている:坂田さん
本来のお米(在来種)を復活させ仲間と広めている
菊池の自然栽培米農家:実取さん
3人の深い洞察と大切なことに
皆さまと共に耳を傾けました。
稲本さんの自然栽培のお米を
地元の酒蔵”瑞鷹”で醸された崇薫を味わい、
柳原シェフの手による唯一無二の
創作料理を堪能させていただきました。
参加された皆さまからは
温かいお言葉を多数いただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。
昔からお酒は”百薬の長”と言われ、
疲れた心と身体を癒して
明日への活力を与えるものでした。
地球環境が再生するお米で醸された
お酒を適量飲むことで、
私たち人間も元気になり、
自然環境も再生するという
本来の自然循環に
戻すことができるのです。
ありがたいことに私たちが住む地域には、
本来の農業を志す生産者さんが
数多くいらっしゃるという、
大変恵まれた環境に住んでいます。
しかし、生産された食が
地域内で循環していないのです。
イタリアの食が豊かである理由は
地域にある自然の恵みを
誇りに思っていることです。
地域で生産された農産物や加工品は
地域内で消費されているのです。
食の地域内循環は人を健康にし、
自然環境が再生して、
地域経済や観光資源として
活かされるので良いことずくめなのです。
私たち消費者一人ひとりの選択が
地球との調和に繋がり、
持続可能な社会への大きな一歩になると
私たちは信じています。
「買い物は投票だ」という
私たちの姿勢が
地域社会全体を豊かにし、
子どもたちに明るい未来を残すことに
繋がると確信しています。
今回のイベントで得られた知見を
これからも皆さまと
共有していきたいと考えております。
ご講演の内容を編集し
少しずつお伝えしてまいります。
ますな屋酒店では
このような食の大切さを知る活動を
ますます活性化して参ります。
引き続き、皆様のご支援と
ご参加を心よりお待ちしております。
ますな屋酒店 末田正弘