縄文式漬け物 冬の糠漬け講座(第2回)
つけものびと 中川仁さん、
波紋のように広がるご縁。
日本古来の冬の糠漬け講座
(縄文式漬け物)
ますな屋酒店での第2回開催も
素晴らしい会となりました。
昨年12月に引き続き、
たくさんのご希望をいただき、
二日間に渡りぬか漬けを仕込みましました。
「乳酸菌は身体に良い」
よく聞くと思いますが、
古来の日本人は、
自然界の土壌や植物に棲む
乳酸菌ちゃんたちを
漬物にして育て、
摂り入れていました。
そして乳酸菌ちゃんたちは
人間のおなかと絶えず循環して
腸内環境を整え
いのちを養ってくれていました。
さらに私たちが体外に排泄した
落し物は大地に還って、
作物の栄養となり、
身体と大地は循環していました。
しかし戦後に失われてしまった循環。
それを一人ひとりが漬けて
取り戻していくことが、
自分の身も心も整え、
周囲との調和も生み出していくことを
改めて実感した会でした。
「漬け物を漬けるだけで大げさな」
そう思われるかもしれませんが、
人間は腸によって思考が動いている
といっても過言ではないくらい、
実は重要な器官なのです。
次回は7月に仁さんをお迎えして
野草のしば漬けを教わります。
腸が喜び、自分が喜び、
いのちが喜ぶ。
そして周囲が喜び、世界が喜ぶ!
いのちの発酵コミュニティでは、
これからもますます、
いのちを支える食の智慧を
皆さまとご一緒に…
おいしく、たのしく、ありがたく
広めて参ります!